読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

忘却予防ライン

海馬がDB化されるまで、人は何かを書かねばと強いられているようです

デバイスなりの表現があるだろう、という一般的な話

[iPhone, iPad] RENTHEAD 第1話 -ガラスの靴が履きたくて-(前編): 全編フルボイスのビジュアルノベル
http://www.appbank.net/2012/07/04/iphone-application/435171.php

これはまた面白いものが出た。スマホのノベルゲーは既にオリジナル・移植ともに市場に溢れているが、スマホのUIに適合するという意味において、リーダビリティを追求している試みは新しいのでは。
わざわざ横にディスプレイを傾ける必要もなく、Twitterのタイムラインのような可読性を味わえる。新しいスマホノベルゲームの形なのだと思う。(既に類似作があったらすいません。特に調べてはいないので)

PCのノベルゲーム作法でいうと、立ち絵があって、その下に会話ウインドウがあり読み進めていくもの。もしくは背景をグレー透過にし、上からテキストを被せていくものが大半だが、デバイスが変わればその形を維持するのは不健康だ、というのは真っ当な考え方だと思う。
よくスマホで無理に縦書きを表現する電子書籍アプリがあったりするのだけど、あの狭い画面で縦書きで読ますには無理があると思うし、本と同様の読書体験を求めるというのは、そもそも間違っているのではないか。

狭い画面には狭い画面なりの表現方法があるし、実際スマホアプリの使い勝手はUIが全ての決め手となると言って過言ではないだろう。デザインや動作はもちろんのこと、指の動きまで考えて設計されているアプリを使うと、UI・UXがいかに重要かを強く実感する。本が縦だから縦、というのはさすがに安易過ぎる発想だ。


ただ、その結果生まれたベストなゲームスタイルが「ソーシャルゲーム」なのだと言われると、ぐぅの音も出ないのもまた事実である。作り手やプレイヤーが求めるゲーム性が、必ずしもそのデバイスで再現出来るわけではないという制約のなか、いかにして新しいゲーム体験を提供出来るかという点が、今後のゲーム市場における課題なんじゃないのかな。などということを、ソニーのGaikai買収ニュースを見て思ったのであった。


うまく実現すれば全ての悩みは吹っ飛ぶよね。ただインフラの整備もさることながら、動画サイトのディレクター的には、ストリーム配信のコスト計算をするのは目眩がしそうなので、週明けにでも頭を回したいところです。かしこ。